「魚見塚遺跡現地説明会資料」(平成28年7月)

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現地説明会 開催報告

7月3日(日曜)に、市道西尾大井線道路改良工事に伴う魚見塚遺跡(松江市朝酌町)遺跡の現地説明会が行われました。当日はあいにくの雨の中、市民のみなさま、103名に参加していただきました。
午後1時から松江市歴史まちづくり部埋蔵文化財調査室長の挨拶、調査の経緯や概要について話があり、その後に調査担当者による遺跡の説明がありました。
現地は、『出雲国風土記』の中に書かれている「枉北道」(きたにまがれるみち)が想定されていました。枉北道とは、出雲国府から朝酌渡(あさくみのわたし)経て、島根郡家(松江市福原町:芝原遺跡)を経由して、千酌駅屋(ちくみのうまや)に至り、隠岐に向かう官道でした。本遺跡は朝酌渡から島根郡家に向かう道の途上にあたります。
調査では、古代道路でよくみられる「波板状凹凸面」や「側溝跡」等が確認されました。
今回の現地説明会には、地元の方々をはじめ、多くの方々のご理解・ご協力をいただきました。大変にありがとうございました。